significance 獣医腫瘍科認定医を取得する意義
獣医腫瘍科認定医とは、日本獣医がん学会が認定する資格であり、獣医療における腫瘍学の専門家であることを示します。
この資格を取得することで、がん治療に関する高度な専門知識と技術を有し、動物のがん治療において専門的かつ最適な獣医療を提供できる獣医師として認められます。
認定医資格は、勤務医としてのキャリアアップはもちろん、将来的に開業を目指す際にも大きな強みとなる「専門性の証」です。
専門性を高めることで、キャリアの可能性は大きく広がります。ぜひご自身の資産として、今後のキャリア形成に役立ててください。
飼い主様からの声
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下顎切除の外科手術の実績と自信が伝わってきて
安心して手術を決意できました他院で歯石除去の際に歯肉に扁平上皮癌が見つかり、下顎切除の外科手術が必要ということでマエカワ動物病院にセカンドオピニオンをお願いしました。院長先生は手術について危惧していることなども包み隠さず話してくださり、かかりつけ医や検査した病院などにも連絡をとって、私たちに悔いが残らないように出来る限りの準備をしてくださいました。下顎を取ってしまったりして生活できるんだろうか?容姿は変わってしまうんだろうか?不安なことはいっぱいでしたが、先生が過去に手術した子の写真など見せてくださり、容姿もほとんど変わらず、食事も個人差はあるもののそんなに不自由しないとのことで安心しました。なにより先生の実績と自信が伝わってきて安心して手術を決意できました。術後は順調で食事も開始1日目から自分で食べました。顔も毛が伸びれば元通りになると思います。大阪や岐阜の遠い病院に行くように言われていたら手術を諦めていたかもしれません。近くに腕の良いお医者様がいらして幸運でした。諦めなくて本当に良かったです。
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病気を治したい・命を救いたい熱意と
獣医腫瘍科認定医Ⅰ種を保有するスペシャリストに任せたい知人からとても信頼出来る先生だと聞いて受診しました。複数の選択肢を提示したうえで最善の治療を提案してくれます。聞いていた通り、病気を治したい・命を救いたいという熱意がすごく伝わってくるのでこの先生になら任せておけば大丈夫だと心から思えました。あとから調べたら獣医腫瘍科認定医Ⅰ種という全国でも50名ほどしか保有されていない難関の資格をお持ちのスペシャリストの先生のようです。どおりで、と納得しました。
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全ての可能性を話して
最善の提案をしてくれました大事なペットがガンになって困っているなら是非1度訪れて欲しいです!初めて先生と話すとキッパリとした口調で冷たい印象を受けると思いますが先生のワンちゃんやネコちゃんに対する気持ちは本当に真剣で全ての可能性を話してくれて最善の提案をしてくれます。もちろん飼い主さんの気持ちもしっかり汲んでくれます。
OUR SUPPORT 獣医腫瘍科認定医を目指す方へ当院が提供できること
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豊富な腫瘍症例と臨床経験で、あなたの挑戦を全力でサポートします
- Ⅰ種は、国内の獣医系資格の中でも最難関クラスに位置づけられ、10年以上かけて取得される先生も少なくありません。明確な指針のないまま自己学習だけで臨むのは、現実的には極めて困難です。
- 特にⅠ種は、日々の診療における「腫瘍に対する意識の高さ」が問われる試験です。座学だけでは対応できない実践的な設問も多く、日常的に腫瘍症例に真剣に向き合ってきた臨床経験が合格の鍵を握ります。
「腫瘍に力を入れています」──その段階から一歩進み、明確な専門性を証明する「獣医腫瘍科認定医」の肩書を手に入れましょう。Ⅰ種を取得した院長が、日々の診療で意識すべき視点や取り組み方を丁寧に共有し、豊富な腫瘍症例を通じて、実践的な学びの場を提供します。
獣医腫瘍科認定医Ⅰ種取得に向けて、あなたの挑戦を全力でサポートします。豊富な腫瘍症例と臨床経験
- 毎日手術があり、年間400-500件の手術にすぐに参加できます。避妊去勢から難手術まで幅広く、ホームページで手術実績を公開しています。
- 一般診療、他府県からのセカンドオピニオンまで。1日40-60症例が来院。
- 化学療法は、年間400症例を超えます。
- 内視鏡検査は年間70-80件程度実施しています。
- 血液検査、超音波検査の実施件数は県内トップクラスです。
- CT検査、MRI検査は提携病院に紹介。データを当院で分析し、手術等に望みます。
- 放射線治療について、大学病院に紹介。
- 手術機器は県内屈指のものを揃えています。VIO3(ベッセルシーリングシステム他)、CUSA(超音波手術器)等。
About veterinary oncology certification 獣医腫瘍科認定とは?
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資格の種類
獣医腫瘍科認定医には、以下の2つの種類があります。
認定医Ⅰ種
腫瘍学に関する高度な知識と経験を有し、臨床現場で指導的な役割を担うことができる獣医師に与えられます。2024年5月現在で55名が取得しており、当院院長の前川もⅠ種を取得しています。
認定医Ⅱ種
腫瘍学の基礎知識と臨床経験を有し、一般的な癌治療を行うことができる獣医師に与えられます。
2024年5月現在で462名が取得しています。 -
獣医腫瘍科認定医の取得に必要なこと
獣医腫瘍科認定医の取得には、特定の知識、経験、受験資格が必要です。以下にそれらの要件をご紹介します。
1. 知識
認定医には、以下の分野に関する深い知識が求められます。当院では日々多数の腫瘍症例を診療しており、初診・セカンドオピニオンから定期通院、状態の変化時の対応まで、幅広いケースに関わることができます。その中で、「どのように考え、どう判断し、どう対応するか」といった実践に基づく知識習得の機会をご提供可能です。
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腫瘍学の基礎
腫瘍の生物学、発症メカニズム、病理学的診断、腫瘍細胞の特性などの基本的な知識など
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腫瘍の診断方法
臨床検査(血液検査、画像診断、組織検査など)の理解と適切な使い方など
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治療法
外科的治療、放射線治療、化学療法、免疫療法などの治療法の原則と実際の適応について
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患者管理
痛みの管理、術後ケア、治療の選択肢、予後評価など、患者の生活の質を向上させる方法など
2. 経験
獣医腫瘍科認定医を目指すには、知識だけでなく一定の臨床経験が必要とされます。一般的に以下のような経験を積むことが求められます。当院では年間400~500件の手術実績に加え、年間400件を超える化学療法を実施しており、豊富な症例に日常的に触れることができます。これにより、通常の2倍以上のスピードで、認定医取得に必要な実践経験を積んでいただくことが可能です。
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腫瘍科での臨床実務経験
少なくとも1~2年間、腫瘍科に精通する獣医師のもとで臨床経験を積むことが望ましいです。これには、腫瘍の診断や治療、手術、患者管理などの実務経験が含まれます。
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症例の取り扱い
さまざまな種類の腫瘍に関する症例に対して、診断・治療を行い、成果を評価できる経験が必要です。
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受験資格について
獣医腫瘍科認定医の資格を得るためには、以下の受験資格が一般的に求められます。
認定医Ⅰ種
以下のいずれかの条件を満たす必要があります。
- 日本獣医がん学会会員であり、獣医師免許を有する者
- 認定医II種資格を有する者
認定医Ⅱ種
以下のいずれかの条件を満たす必要があります。
- 日本獣医がん学会会員であり、獣医師免許を有する者
- 認定制度で定めた所定の認定医II種講習会を受講した者
- 1回の学会参加で最大4科目まで受講することが可能。全8科目の受講が必要で、最短で2回の学会参加が必要









