獣医師キャリアプラン

当院では一般診療はもちろん、最低限の外科手術の技術、獣医師として専門性を取得することを推奨しております。

その際にかかる費用などに関しては補助いたします。

”代替テキスト”

当院でのキャリアプラン例

ケース 働き方イメージ
≪ケース1≫
新卒入社
・24歳
・臨床経験無し
・正社員希望
入社1〜2年 基礎コース
新卒入社後2年間、基礎コースにて基礎的な 臨床経験を積む。
入社4年目
以降〜
自身の獣医師としてのキャリア目標を立てながら、コースを選択していく。

ジェネラリストコース
スペシャリストコース
幹部コース など

短期間で技術を学び自分のキャリアに活かしたい方は、技術習得コースも選択可能です。
任意の
タイミングで
結婚や妊娠など、ライフステージの変化により、正社員(フルタイム)での勤務が難しくなった場合には、正社員(時短勤務)やパート勤務への移行も可能。
ケース 働き方イメージ
≪ケース2≫
中途入社
・25歳
・臨床経験1年
・第2新卒
・正社員希望
入社1〜2年 他院様での臨床経験の習熟度をもとに、
①基礎コース
のどの段階から習得するかを検討します。
入社3年目
以降〜
自身の獣医師としてのキャリア目標を立てながら、コースを選択していく。

ジェネラリストコース
スペシャリストコース
幹部コース など

短期間で技術を学び自分のキャリアに活かしたい方は、技術習得コースも選択可能です。
任意の
タイミングで
結婚や妊娠など、ライフステージの変化により、正社員(フルタイム)での勤務が難しくなった場合には、正社員(時短勤務)やパート勤務への移行も可能。
ケース 働き方イメージ
≪ケース3≫
中途入社
・28歳
・臨床経験4年
・正社員希望
入社1年〜 自身の獣医師としてのキャリア目標を立てながら、コースを選択していく。

ジェネラリストコース
スペシャリストコース
幹部コース など

短期間で技術を学び自分のキャリアに活かしたい方は、技術習得コースも選択可能です。
任意の
タイミングで
結婚や妊娠など、ライフステージの変化により、正社員(フルタイム)での勤務が難しくなった場合には、正社員(時短勤務)やパート勤務への移行も可能。
ケース 働き方イメージ
≪ケース4≫
・32歳
・臨床経験5年
・正社員希望
・短期間にたくさんの手術経験を積みたい
入社1年〜 過去の臨床経験を基に、
スペシャリストコース
技術習得コース など
任意の
タイミングで
スペシャリストコースの場合、開業、転職、継続して当院で勤務する。どのような進路でも当院は応援いたします。
ケース 働き方イメージ
≪ケース5≫
・特定の技能を身に着けたい
「腫瘍・軟部外科に関する知識を身に着けたい」
「毎日手術のある環境で様々な手術を経験したい」
「確定診断技術を着けたい」

このような想いはありませんか?

当院では技術習得に特化したコースをご用意しております。

院長が腫瘍認定医I種を取得しているということもあり、非常に多くの手術を行っています。特に腫瘍外科・軟部外科の手術が多く非常に多くの経験を積むことが出来ます。短期間で腫瘍・軟部外科に関する手術・診断技術を学びたいという方におすすめコースです。

技術習得コース終了後は引き続き当院へ在籍、開業、他院への転職など様々な選択肢があります。

「今の職場に勤務しながら、好きな時に来て経験する」
「数カ月〜1年など、短期間だけ当院で勤務する」

など、どのようなご意向でもお受けします。
賃金をお支払いするかなどは、状況によって変わってきますので、 まずはご希望などをご相談ください。

基礎コース

卒後1年〜3年程度

獣医師としてのキャリア形成において、最も重要時期です。

現場での実務経験と座学による学習を通じて、獣医師としての基盤を固めていきます。

診療において必要な心構え、知識、手技などを実務と学術の両面から習得して頂きます。

個々の進行ペースには違いがありますが、おおよそ半年程度の間には、初歩的な診療や不妊手術の補助などにも取り組むことが可能と考えています。

これに際しては、院長を含む先輩獣医師が継続的なサポートを行い、スキルを向上させていただけるよう支援します。

【基礎コースの到達目標】

診療において必要な心構え、幅広い知識、確かな手技を現場での経験と座学を通じて習得

ジェネラリストコース

卒後3年〜

既存の基礎知識を前提に、幅広い分野に適応できる獣医師を目指していただきます。特定の専門分野だけでなく多岐にわたるスキルを磨き、柔軟に対応可能な能力習得のために学会やセミナーへ参加いたします。(費用病院負担)

また、病院内の経営・マネジメント領域でも活躍できるようサポートします。

【ジェネラリストコースの到達目標】

専門分野に限らず多岐にわたるスキルを磨き、柔軟に様々な課題に対応できる能力を習得。

病院経営・マネジメント領域でも柔軟な思考と向上心を持ちマネジメント面でも活躍できる獣医師を目指す。

卒後2年目までの基本的な流れ(現場での実践)

時期目安 獣医学的能力 ビジネススキル・マナー面
〔新卒〕
入社

3ヶ月
【基本】
• 小動物臨床についての概論
• 小動物獣医学診断フロー、各疾病についての学習
• 基本技術(保定、ペットの取り扱い方、注射法、包帯法の取得)
• 麻酔管理
【手術】
• 外科手術助手(不妊手術など)
• 外科手術見学(各種)
【接遇術】
• 電話対応
• 患者対応
【セミナー】
• マナー教室参加
〔新卒〕
3ヶ月

6ヶ月
【基本】
• 治療計画立案
• 入院患者管理
【手術】
• 外科手術執刀
【接遇術】
• 接遇実践
• 新患対応
〔新卒〕
6ヶ月

1年
【基本】
• 症例検討発表
• 診断法、治療法基本取得
【接遇術】
• クレーム対応
〔新卒〕
1年

1年6ヶ月
【内科】
• 内科応用(糖尿病、抗がん剤、内分泌検査及び治療法など)
【外科】
• 消化器外科、泌尿器外科
【教育】
• 後輩指導
〔新卒〕
1年6ヶ月

2年
【基本】
• 自己症例報告
【内科】
• 新診断方法、新治療方法検討
【外科】
• 骨外科など

卒後3年目までの基本的な流れ(座学など)

書籍による
知識習得
• SMALL ANIMAL SURGERY
 スモールアニマル・サージェリー
• SMALL ANIMAL INTERNAL MEDICINE
 スモールアニマル・インターナルメディスン
• 犬と猫の治療ガイド2015
• 誰も教えてくれなかった診断学
• 細胞診の初歩の初歩
• 犬の腹部超音波アトラス
など
病院で用意する資料にて自己学習をしていただきます。
外部
セミナー
• JBVPレクチャーシリーズ
• 日本臨床獣医学フォーラム年次大会(受講項目別)
• 日本獣医内科学アカデミー(受講項目別)
• 動物臨床医学会(受講項目別)
• 学際企画セミナー
病院で参加費用などは原則病院負担にて参加
内部
セミナー
• 院内セミナー
• 獣医師合同セミナー
院内で開催するセミナーに参加。原則として任意参加。

技術習得コース

卒後3年〜 (2〜3年)

院長が腫瘍認定医I種を取得しているということもあり、非常に多くの手術を行っており、特に腫瘍外科・軟部外科の手術が多く非常に多くの経験を積むことが出来ます。短期間で手術の技術を学びたいという方におすすめコースです。

技術習得コース終了後は引き続き当院へ在籍、開業、他院への転職など様々な選択肢があります。

【手術実績例】

肛門部腫瘍拡大切除術・下顎骨全切除術・会陰ヘルニア整復術・卵巣腫瘍摘出術・脾臓腫瘍摘出術・動脈管開存症開胸下結紮術・肺葉切除術・胸腺腫摘出術・心膜切除術・副腎腫瘍摘出術・腎臓摘出術・腎盂切開術・尿管結石摘出術・尿管吻合術・尿管-膀胱吻合術・膀胱切開術・横隔膜ヘルニア整復術・胃切開術・胃固定術・腸管切除吻合術・甲状腺腫瘍摘出術・眼球摘出術・乳腺腫瘍切除術・体表腫瘤切除術・各種皮弁法・骨折整復術・膝蓋骨脱臼整復術・骨切り術・大腿骨頭切除術・椎体固定術・片側椎弓切除術・頸部腹側減圧(ベントラルスロット)術・断脚術・会陰尿道造瘻術・顎骨切除術・門脈体循環シャント閉鎖術 など

【技術習得コースの到達目標】

各々が設定した目標を到達目標とする

スペシャリストコース

卒後3年〜

基礎的な知識を備えた方々に向けて、個々の希望と適性を尊重し、専門医の道へのお手伝いをいたします。国内外のセミナーや学会への参加、研究発表などを通じて専門医資格取得を支援します。その場合、勤務体制の調整や休暇の確保などの環境整備も行い、スムーズなスキルアップをサポートします。

【スペシャリストコースの到達目標】

専門医・認定医の取得

幹部コース

卒後3年〜

既存の基礎知識を前提に、獣医療の分野でリーダーシップを発揮し、病院経営やチームマネジメントのスキルを向上させるためのコースです。このコースは獣医師としての知識と経験を活かしながら、病院の経営戦略的な部分まで携わっていただきます。

【幹部コースの到達目標】

病院の経営面に関する知識を深め、戦略的な視点から病院の成長を促進する方法を病院経営を通じて習得

当院が推奨する専門医例

認定団体条件認定名称
公益社団法人動物臨床医学研究所
(動臨研)
認定条件:
小動物臨床経験を5年間以上有する者。
申請時より過去5年間以上連続して本学会の会員であり、会費を完納している者。
申請時より過去5年間以内に3回以上本学会へ出席している者。
上記かつ、以下の合計50ポイント以上が必要。
・認定医委員会が定めた本学会のセミナー等を受講し、合計30ポイント以上のポイント取得が必須
・当学会等での発表、司会・座長、論文掲載、講習会等の出席によるポイント取得
獣医総合臨床認定医
公益社団法人日本動物病院協会
(JAHA)
受験資格:
【総合臨床医】
獣医師免許取得後、通算4年以上の家庭動物臨床経験を有すること。
認定医(総合臨床医)継続教育指定セミナーについて、 認定医認定委員会が定める基準に基づき、必要単位数受講していること。
認定試験申し込み時点から過去3年以内に、1回以上の学会発表・論文発表等の発表実績があること。
【内科・外科】
獣医師免許取得後、通算6年以上の家庭動物臨床経験を有すること。
認定試験申し込み時点において、「JAHA認定総合臨床医」の資格を保持していること。
認定医指定科目を、必要単位数受講していること。
認定試験申し込み時点から過去3年以内に、学会発表、論文発表どちらか1回以上の発表実績があること。

認定条件:
試験に合格した者。
認定医(内科・外科・総合臨床医)
一般社団法人日本獣医画像診断学会
(JSVDI)
受験資格:
日本国の獣医師免許証を有すること。
学会の会員であり,かつ,申請年度の6月1日を基準日として,3年以上の継続会員であること。
過去5年間に学会学術集会に5回以上参加していること。

認定条件:
試験に合格した者。
日本獣医画像診断学会認定医
一般社団法人日本獣医がん学会
(JVCS)
受験資格:
【獣医腫瘍科認定医Ⅱ種】
日本獣医がん学会会員(正・準)である者。
獣医師免許を有する者。
認定医II種講習会を受講し、願書出願時に全8科目の受講印を有する者。
【獣医腫瘍科認定医Ⅰ種】
一次試験:
日本獣医がん学会会員(正・準)である者。
獣医師免許を有する者。
認定医II種資格を有するもの。
二次試験:
日本獣医がん学会会員(正・準)である者。
獣医師免許を有する者。
日本獣医がん学会獣医腫瘍科認定医II種資格を有する者(有効期限内)。
日本獣医がん学会獣医腫瘍科認定医I種一次試験に合格した者。
I種一次試験合格後5年以内。

認定条件:
【獣医腫瘍科認定医Ⅱ種】
以下のいずれかに該当する者。
認定委員会で推薦され、所定の審査に合格した者。
認定医Ⅱ種試験(筆記試験)に合格した者。
【獣医腫瘍科認定医Ⅰ種】
認定委員会が行う口述・実技試験等(模範症例の診断・治療)に合格した者。
日本獣医がん学会獣医腫瘍科認定医(I種、II種)
一般社団法人日本獣医循環器学会
(JSVC)
受験資格:
臨床獣医師にあっては一般臨床経験5年以上、研究者にあっては研究歴5年以上を経た者。
動物の循環器に関する臨床や研究に修練を積んでいること。なお、その評価基準については細則に定める。
日本獣医循環器学会の会員で、継続して5年以上の会員歴を有し、この間会費を完納している者。
動物循環器学のカリキュラムを履修していること。必要な履修単位数は細則に定める。

認定条件:
認定委員会が行う資格審査ならびに技術レポート審査に合格しなければならない。
資格審査では、別途定める評点基準に基づく過去10年間の評点合計が80点以上であること。
技術レポート審査では、臨床獣医師に課す症例病歴要約レポート、学術研究分野に従事する獣医師および獣医師以外の研究者・技術者に課す課題レポートが、認定委員会の査定で合格の評価を得ること。
動物循環器認定医
一般社団法人日本獣医皮膚科学会
(JSVD)
受験資格:
本邦の獣医師免許を有した本会正会員であること。
認定医講習会研修科目を修了した者。
本会主催学術事業参加修了証を6カ年以内に3カ年分有した者。
海外皮膚科学術会議に6年以内に1回以上参加した者。
学術会議にて筆頭演者として6年以内に1報以上発表した者。
学術論文を筆頭著者として6年以内に1編以上発表した者。
現在一般臨床医として皮膚科診療に携わっている者。

認定条件:
試験に合格した者。
日本獣医皮膚科学会認定医
一般社団法人日本小動物獣医師認定医協会
(jvec)
受験資格:
臨床経験4年以上の獣医師であること。
講座を受講すること。

認定条件:
試験に合格した者。
日本小動物獣医師認定医協会認定医
一般社団法人日本小動物整形外科協会
(VOA)
受験資格:
講座を受講すること。

認定条件:
試験に合格した者。
認定修了医
獣医アトピー・アレルギー・免疫学会
(SAAIVM)
受験資格:
日本国の獣医師免許を取得している者。
受験申請時において、3年以上の本学会(研究会時代も含む)会員であること。
受験申請時おいて、犬の(皮膚疾患を含む)一般総合臨床の経験を3年以上有すること。但し、それに相当する経験を有していると技能講習制度委員会が認めたものはその限りではない。
定められた講習すべての履修が済んでいること。(日本での6回の講習会)
受験申請時において、アトピー・アレルギー診断を30症例以上経験していること。(本学会指定診療記録簿の提出)
優良な獣医療の知識や技術を習得し、獣医倫理や道徳、動物福祉にも長けた獣医師であること。

認定条件
筆記試験・面接試験に合格した者。
技能講習履修獣医師
獣医神経病学会
(JSVN)
認定条件:
セミナーを受講すること。
獣医神経病学会基礎講習会修了証発行
日本獣医腎泌尿器学会
(JA VNU)
認定条件:
日本の獣医師免許を有すること。
認定医を申請する日から遡り、3年以上継続して学会の会員であること。
認定医制度に参加後、3回以上の本学会学術集会に参加していること。
認定医制度に参加後、10回以上の本学会認定講習会に参加していること。
別表の業績実績単位に基づき、認定医制度に参加後、認定医を申請する日から遡って5年以内に業績実績単位を13単位以上取得していること。

日本獣医腎泌尿器学会認定医・上級認定医
日本獣医動物行動学研究会
(vbm)
受験資格:
本研究会の会員(会員歴1年以上)であること。
※受験申請時に会費未納の場合には受験資格はないものとする。
研究会主催の講習会への参加(過去3年以内に1回以上の参加)があること。
一般臨床経験3年以上を推奨する。
行動診療件数50件以上(初診から5年以内)を有する者。

認定条件:
書類審査(履歴書、行動治療歴、学会発表要旨、レポート)および認定医試験に合格した者。
獣医行動診療科認定医・研修医
日本獣医内視鏡外科研究会
(JSVES)
認定条件:
【レベル1】講習会の参加。
【レベル2】講習会の参加の他に、執刀された手術動画や申請に際しての情報が必要。
【レベル3】講習会の参加と手術ビデオの提出。
獣医内視鏡外科・技術レベル認定(レベルI〜III)
日本獣医輸血研究会
(JSVTM)
受験資格:
JSVTM正会員であり、会費を全て納入していること。
獣医師/認定動物看護師の資格を保有している者。
有効期限内に所定の講習を全て受講していること。
所属する施設の長の推薦があること。

認定条件:
試験に合格した者。
認定輸血コーディネーター
日本小動物⻭科研究会
(SADSJ)
認定条件:
レベルごとに必要なセミナーを受講すること。
レベル認定(レベル1〜4)
比較眼科学会
(JSCVO)
受験資格:
【基礎眼科学専門家】
比較眼科学会に継続して3年間以上在籍している者。
基礎眼科学研究に5年間以上従事している者。
表1の新規登録書類審査のための評点基準に従って総合点が80点に達している者。
【獣医眼科学専門医】
下記条件のいずれかを満たす者。
1.比較眼科学会に継続して3年間以上在籍し、下記の項目をすべて満たす者
(1)4年間以上の一般診療経験者で、認定研修施設で5年間以上研修し充分な経験を積んだと指導医が認めた者。
(2)過去2年間の認定研修施設における診療・手術実績が規定を満たす者。
(3)表1の新規登録書類審査のための評点基準に従って総合点が80点に達している者。
比較眼科学会に継続して3年以上在籍し、専門医会が認定する団体の専門医資格を有する者。

認定条件:
【基礎眼科学専門家】
口頭(面接試験)・筆記(スライド試験を含む)・実地の全試験科目において70%以上得点した者。
【獣医眼科学専門医】
筆記・スライド・口答(面接を含む)・実地の4科目による試験審査を行う。その全試験科目において70%以上を得点した者。

基礎眼科学専門家
獣医眼科学専門医